「やっぱり、やらなきゃね!」と、授業予定を急遽変更し、4限にロシアのウクライナ侵攻についての特別授業。スタッフも全員参加して、この現実に目を向け、問いかけ、みんなで考えてみることにしました。解説と進行は今井校長。
ロシアとウクライナで何か問題があるんだな~ぐらいしか知らない高校生達。スマホは手放さないのに、ニュース記事にアクセスすることはほとんどありません。中にはこの出来事を知らないなんて子もいます。高校生がこのままではいけない! 私たちの暮らしや将来にも関わる大きな出来事に目を向け、一緒に考えようと、この時間を設けました。
授業では、まずは現在のウクライナの状況を映像を通して知りました。生徒達は「ニュースで知っている!」とはいえ、実際に起こっている現状を見て、驚いた表情というか、何とも言えない真剣な顔をして見ていました。日本で楽しく友だちと遊び、当たり前に学校に行っている自分達の日常を振り返ると胸が痛くなる様子。ミサイルや銃撃によって命を失う人々、大ケガをして逃げ惑いたり亡くなったり、建物が燃えたり、安全な場所を求めて避難したりする様子を見て「平和ってなんだろう…」「ひどすぎる…」と口にする生徒もいました。
その後は、なぜ戦争は起こるのか、世界各国の国々はどう思っているのかなど、背後にある事情を学びました。最初から難しい話をしても生徒は「???」なので、今井校長はとても簡単な話から始めました。ウクライナ・ロシアはどういう国か、「お金」の起源から始め、簡潔に資本主義・社会主義についても。ロシアはなぜ侵略を始めたのか。いつもの授業以上に真剣に考える生徒達。自分の思いをそれぞれが発言していました。
悲惨な状況にあるウクライナの人々。家族と離れ銃を持たされたロシアの兵隊。今起こっていることは、私たちに全く関係ないわけでははなく身近な問題であることが良く分かりました。「平和とは何か?」「自分たちにできることはあるのか?」など、1人1人が意識して過ごしていけると良いです。普段ニュースを見ない生徒が現代社会について知るきっかけとなり、それぞれの心に大切な何かが残る場となったのではないでしょうか?みんなで学びを共有するとても貴重な時間となりました。
That`s cool!!
峯本